統計解析ソフト

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学習用なら「Excel」

言わずと知れた表計算ソフトですが、統計計算機能も充実しています。特にアドインツールの一つである「分析ツール」は重回帰分析までカバーしたスグレモノでもあります。ただ、統計機能はあくまでもオマケと考えています。実際、一元配置分散分析では群間の有意差検定は行なってくれるものの、水準平均の信頼区間や差の信頼区間は計算してくれません。回帰分析の残差グラフも説明変数が複数になると、使いにくかったりします。実務で使うには少々効率が悪いこともあります。

でも、この物足りなさや使いにくさが逆に統計の勉強には役に立つのです。何しろ足りないところは自分で計算したりグラフを作ったりしなければならないのでね!と言うことで、私のセミナーでは勉強のためExcelを使っています。普及度の上でもExcelはダントツと思いますので、みんなの共通ツールってことで教育用に活用しています。

ところが実務への応用となると、コンピュータ化システムバリデーションなるハードルが立ちはだかるので、意地悪な質問にうまく返答できません。実質的には、世界中で何百万人というユーザーが日夜使用しているので、バグがあれば鬼の首を取ったように炎上することでしょう。ですので、膨大な数のユーザーがバリデーションしていると考えることも可能なので、実際上は問題ないと思っています。ただ、正面切って正論で質問されると、自分の場合はうまい返しができません。

でも、本当に重要なのはCSVではなく、プロセスに対応した適切な手法を選択しているか、問題解決のための正しい実験デザインが構築されているか、の方なんですけどね。そこはあまり質問されないようですね。

実務に使うなら「統計パッケージ」

Excelの最大の弱点、CSVをクリアしたのが世の中に存在している高価な統計パッケージです。グラフ機能も豊富で、もちろん信頼区間の算出も(頼まなくても)やってくれます。実務を効率良く信頼性も確保した上で進めるには、必須のツールだと思います。

私も、SAS(自分でプログラムを書く必要がありますが、自由度がものすごく高い、ライセンス料もものすごく高い)、SAS JMP(プログラムレスでグラフィカル・ユーザーインターフェースで使用できる)、Minitab(プログラムレスでグラフィカル・ユーザーインターフェースで使用できる)と使ってきました。いずれも過去に所属していた会社が契約していたので、自分で選択したわけではありません。現在は?というと、一番最後に所属した会社(の親会社)がMinitab社とコーポレート契約していたので、馴染みもあるのでMinitabを使っています。セミナーや書籍の中にMinitabが登場するのはそのような経緯があったからです。あっ、もちろん使いやすいですよ。
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